ソーシャルインパクトってすごいかも
こんにちは。
2016年7月11日放送のクローズアップ現代+を見てソーシャルインパクトってすごいかもと思ったので書きます。
そもそもソーシャルインパクトとは?
定義としては
「インパクト投資」は教育や福祉などの社会的な課題の解決を図ると共に、経済的な利益を追求する投資行動です。(日本財団HPより引用)
経緯は?
貧困層対策や子供の教育などの社会問題に対して資金不足だったNPOや行政。ソーシャルインパクト投資では投資家がそうした分野に投資することで社会問題を解決する財源とし、金銭的なリターンを得るものです。利益を追求するファンドや巨大金融機関と非営利のNPOや行政が結びついた全く新しい金融商品です。
メリットは何?
現状の行政・NPOは多様化する社会問題に対応する予算が十分ではありません。そこで投資家がリターンを見込んで投資をするという形で社会問題に対していままでなかった形でのアプローチができます。ボルティモアではカルバート・インベストメンツにより閉鎖されていた工場を再生拠点としてソーシャルインパクトが運用されています。ホームレスだった住民も職と住む場所を得ました。
課題はないの?
番組内では、金融工学者のジョン・ソー氏によればソーシャルインパクトでリスクを「見える化」するべきだと主張していました。リーマンショック時のサブプライムローンはリスクが見えない形で構築され、証券化・格付けされたうえで大量に販売されたために実際の価値との乖離が生じ、リーマンショックが起きました。適切なプライシングが行われるようにリスクを評価していくことが必要だと言われます。
<参考資料>